コスパの高さでオーディオマニアを唸らせ続けているブランド「Kiwi Ears」。その中でも、特に「低域の質感」と「遊び心」に振り切ったモデルが、このQuartet(カルテット)です。
2DD+2BAという、まるで力強いリズム隊と繊細なメロディ楽器が共演するような構成。その魅力を、深掘りして解説します。

1. スペックと構成:ダブルの衝撃
Quartetはその名の通り、4つのドライバー(4重奏)で構成されています。
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10mmダイナミックドライバー (DD) × 2
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「イソバリック(等圧)構造」を採用。2つのDDを対向させることで、通常のDD1基では出せない深く、タイトで重厚なサブベースを引き出します。
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カスタムバランスドアーマチュア (BA) × 2
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中域から高域を担当。DDの迫力に負けない、クリアで解像度の高いボーカルと高域を届けます。
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2. 最大の特徴:2つのチューニングスイッチ
Quartetのシェルには、小さなスイッチが2つ搭載されています。これにより、合計4種類のサウンドプロファイルを物理的に切り替えることが可能です。
| スイッチ状態 (1-2) | サウンドの傾向 |
| OFF / OFF | 最もフラットでバランス重視。モニターライク。 |
| ON / OFF | 低域ブースト。 重低音の沈み込みが最大に。 |
| OFF / ON | 高域ブースト。 解像度と明瞭感がアップ。 |
| ON / ON | 全体的にエネルギッシュなV字(ドンシャリ)傾向。 |
「今日はガッツリEDMを聴きたい(ON/OFF)」「明日はアコースティックで落ち着きたい(OFF/ON)」といった気分に合わせて、1台で対応できるのが最大の強みです。
3. 音質レビュー:どんな音?
一言で言えば、「リッチで音楽的なドンシャリ」です。
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低域: 2DDの恩恵は凄まじいです。単に音量が大きいだけでなく、空気を震わせるような「圧」を感じます。それでいて中域を濁さないキレがあります。
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中域: ボーカルはやや近め。低域に埋もれることなく、艶っぽく鳴らしてくれます。
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高域: 刺さりは抑えつつ、シンバルの響きなどのディテールはしっかり拾う、Kiwi Earsらしい丁寧な調整です。
4. デザインとビルドクオリティ
Kiwi Earsのイヤホンは「工芸品」のような美しさでも知られています。
Quartetは、深みのあるパープルとブラックが混ざり合ったレジン製のハンドメイドシェルを採用。装着感も人間工学に基づいており、長時間のリスニングでも疲れにくい設計です。
💡 総評:こんな人におすすめ!
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ベースラインやドラムのキックにこだわりがある人
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1つのイヤホンで色々な音色を楽しみたい欲張りな人
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100ドル前後(約1.5〜2万円前後)で、ビルドも音も妥協したくない人
Kiwi Ears Quartet vs Quintet 比較
| 比較項目 | Quartet | Quintet |
|---|---|---|
| ドライバー | 2DD+2BA(4基) | 1DD+2BA+1MPT+1PZT(5基) |
| 音の傾向 | ウォーム・低域の厚み重視 | クール・高解像度重視 |
| 低音 | 2DDの圧倒的な迫力と沈み込み | タイトで制御された質重視 |
| 高音 | BA担当で安定 | MPT+PZTの超高域まで繊細 |
| おすすめ層 | 重低音好き・EDM/ロック | 解像度・分離感重視 |
2026年最新おすすめイヤーピース
2DD+2BAの重低音パワーをコントロールする最新のチョイスです。
- DUNU S&S: 直線的な音道で低域の濁りを防ぎ、深みのあるサブベースと緻密な低域レスポンスを再現。
- SpinFit NEO: 柔軟な追従性で耳穴に密着し、2DDの振動を逃さずクリアに伝えます。
- TangZu Sancai (三彩): 低音の被りを整理し、ボーカルを前方に引き出す自然なバランスに整えます。
よくある悩みとトラブルシューティング
Q. 低音が出すぎて中域が埋もれる
A. イヤーピースを少し小さめにして浅い装着にすると、低域の量感を微調整できます。リケーブルで銀メッキ線を使うと高域が際立ち、全体のバランスが向上します。


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