低価格ながら非常に質の高いサウンドで注目を集めているKiwi Ears Cadenza。約5,000円(35ドル前後)というエントリークラスの価格帯において、その完成度の高さから「コスパの決定版」とも評されるモデルです。

💡 あわせて読みたい:Cadenzaを1万円以下でさらに化けさせるカスタムセット!
「付属イヤーピースの密閉性」と「付属ケーブルの取り回し」という唯一の弱点を克服し、1万円クラスのミドル機に匹敵する音質へ引き上げる「唐三彩 × Tripowin Zonie」の徹底検証記事はこちら:

基本スペック
| 項目 | 内容 |
| ドライバー | 10mm ベリリウムメッキ振動板 ダイナミックドライバー |
| インピーダンス | 32Ω |
| 感度 | 110dB |
| コネクタ | 0.78mm 2Pin |
| シェル素材 | 医療用樹脂(3Dプリント製) |
1. 音質の特徴:滑らかでバランスの取れたサウンド
Cadenzaの最大の特徴は、特定の帯域を強調しすぎない「聴き疲れしにくいバランスの良さ」*にあります。
-
低音域: ベリリウムメッキ振動板らしい、レスポンスの速いタイトな低音です。量感は十分ですが、中高域を邪魔することなく、楽曲の土台をしっかりと支えます。
-
中音域(ボーカル): このイヤホンの最も得意とする部分です。ボーカルが非常にクリアで近くに感じられ、男女問わず歌声を艶やかに再現してくれます。
-
高音域: 非常に滑らかで、刺さるような鋭さはありません。派手さこそ控えめですが、自然な伸びを感じさせる上品な仕上がりです。
2. デザインと装着感
見た目の美しさと実用性を兼ね備えています。
-
美しい筐体: 医療用樹脂を使用した3Dプリントシェルは、マーブル模様が施されており、価格以上の高級感を漂わせます。
-
軽量・コンパクト: 筐体が小ぶりで耳への収まりが良く、長時間のリスニングでも耳が痛くなりにくい設計になっています。
3. 注意点・気になるポイント
あえて欠点を挙げるならば、以下の2点です。
-
付属ケーブル: 取り回しは悪くありませんが、やや細めで絡まりやすい傾向があります。音質のポテンシャルが高いため、リケーブルによる変化も楽しみやすいでしょう。
-
音場の広さ: 決して狭くはありませんが、広大な空間表現を求めるタイプではありません。どちらかと言えば、音を密度濃く、丁寧に聴かせるタイプです。
結論:どんな人におすすめ?
「5,000円予算で、失敗のない高音質イヤホンを探している」という方にとって、Cadenzaは第一候補になる実力を持っています。
特に派手なドンシャリ系よりも、ボーカルを中心としたポップスやアニソンを心地よく聴きたい方に自信を持っておすすめできる一本です。
関連記事:
【レビュー】Harmonic Empire 蔡文姫(Cai Wenji)
Kiwi Ears Cadenza vs 同価格帯ライバル比較
| 比較項目 | Cadenza | KZ CastorPro | TRN Conch |
|---|---|---|---|
| ドライバー | 10mm ベリリウムコートDD | 2DD (10mm+8mm) | DLC振動板DD |
| 音の傾向 | ナチュラル・音楽的 | バランス型ドンシャリ | 寒色系・高解像度 |
| デザイン | 宝石風レジンシェル | メタリック | 金属筐体 |
| おすすめ層 | 長時間リスニング派 | 全ジャンル万能機 | ゲーマー・モニター用途 |
2026年最新おすすめイヤーピース・リケーブル
- SpinFit NEO: ベリリウム振動板の高速レスポンスを引き出し、低域の沈み込みとタイトさを両立。
- TangZu Sancai (三彩): Cadenzaの持つ音楽的な温かさにさらなるボーカルの艶感をプラス。
よくある悩みとトラブルシューティング
Q. Cadenza IIとどちらを買うべき?
A. 後継のCadenza IIはチタンコーティング振動板+KARS 2.0音響設計を採用し、より現代的で精密な音作り。予算に余裕があればIIがおすすめですが、初代Cadenzaも温かみのある音楽的な表現力で根強い人気があります。
💡 あわせて読みたい:Cadenzaを1万円以下でさらに化けさせるカスタムセット!
「付属イヤーピースの密閉性」と「付属ケーブルの取り回し」という唯一の弱点を克服し、1万円クラスのミドル機に匹敵する音質へ引き上げる「唐三彩 × Tripowin Zonie」の徹底検証記事はこちら:



コメント